恋する石けん卒業制作~優しさに包まれたい~
恋する石けん入門コースの受講開始から、一年の時を経て、やっと辿りついた卒業制作。香りのブレンドからはじまり、レシピ構成や素材選び、デザインまでを設計してからの作成。
各々が思いを込めた素敵な石けんが集まり、撮影タイムもいつもより3割増しな楽しいひと時でした。
正直、香りをブレンドしたのは残暑厳しい夏の終わりということもあり、まだまだ先のことすぎてどんな石けんを作ろうかイメージが固まらないままのスタートでした。
でも面白いことに精油の香りを嗅ぎ始めると、ビビビッとスイッチが入っちゃうんですね。どんどんイメージ湧いてきて、ほぼほぼレシピも頭の中で決まっていきました。
(デザインは苦手意識が高く、持ち帰り&私ができる範疇を加味してトライしました)
そんな私が作った石けんをご紹介いたします。
タイトル:優しさに包まれたい
ちょっとカッコつけて英語やフランス語でいろいろ考えた結果、シンプルに日本語に落ち着きましたが結構お気に入りです。
お肌の弱い人にとって肌触りってものすごく重要で、石けんでいう「泡心地」とでもいいましょうか?特に洗顔時にはその違いを敏感に感じやすいのではないかと思います。
好みの問題もありますが、わたしはキメ細かく密な泡で洗顔することが至福のひと時でもあります。今回はそんな至福の時間をより楽しむため、優しい素材を配合しつつ、泡の質感にもこだわった石けんを処方してみました。
【香りのブレンド】
12月の肌寒い外気に触れながら家路につき、一日の疲れを癒すバスタイム。湯舟につかったほっこり感と、近づくクリスマスにココロ踊りるひとときをイメージしました。
ベルガモット
プチグレン
ゼラニウム
ラベンダー
ジュニパー
フランキンセンス
ベンゾイン
【レシピ】
ココナッツオイル:70g
ラード :60g
アボカドオイル :40g
オリーブオイル :30g
スイートアーモンドオイル:30g
キャスターオイル:20g
<OP>
シアバター:10g
ゴートミルクパウダー:大匙1
精製水:75g
苛性ソーダ:35g(DC6%)
処方からの実践は非常に勉強になりました。
色付けは当初はよもぎをパウダー状にして着色する予定でしたが、少量入れた瞬間「あ、これは粒々になるな」と察し、急遽マイカに変更しました。
デザインはインスタグラムで拝見したものを真似してみましたが、トレース緩めでトライした結果、重めのほうがいいデザインであることが分かりました(撃沈)
反省点や改良点もありますが、出来上がった石けんはとても愛おしいものです。
もう少しの時間熟成させ、より優しい泡に包まれる日を楽しみにブログを更新しております。